雑草魂でオリンピックメダリストになった男
4年に一度盛り上がるオリンピックで、『ビニールハウスのヒーロー』と称された男がいました。
その名も松田丈志。
出典:http://ameblo.jp/k-pitako/entry-11437647449.html
宮崎県延岡市で生まれ育ち、水泳を始めるも、田舎であったこともあり、本格的な水泳教室がありませんでした。
しかし、元競泳選手であった久世由美子コーチの指導により、日本代表にまで成長しました。
延岡学園高等学校卒業までビニールハウスプールで練習していた松田選手にとって、進学先であった中京大学の練習施設は今までと比べ物にならないほどのもの。
さらに成績を伸ばし、日本トップ選手の仲間入りを果たしました。。
種目はバタフライ・自由形で、何度も日本記録を更新しています。
松田選手が日本で一躍有名になったのは2008年の北京オリンピックでした。
2008年オリンピックと言えば、北島康介選手がに2大会連続2つの金メダルを獲得し、注目を集めた年でもあります。
2008年大会で日本代表は金メダル2個、銅メダル3個という活躍でした。その中の1個は松田選手が200mバタフライで獲得したメダルでした。
メダルを獲得した直後から松田選手の少年期が取り上げられ、「ビニールハウスで練習した水泳選手」として話題となったのです。
松田選手に関してはもう1つ素晴らしいエピソードがあります。
2012年のロンドンオリンピックでのこと。先述の北島康介選手は期待された3大会連続平泳ぎ金メダルを逃し、メドレーリレーを迎えました。
松田選手・北島選手双方が出場した400メートルメドレーリレーの結果は見事銀メダル。
獲得直後のインタビューで松田選手は「手ぶらで帰らせるわけにはいかないと思いました」というコメントを残しました。この言葉は2012年の新語・流行語大賞トップテンとなりました。チームのことを考えることが出来る松田選手だからこそ出てきた言葉なんだと思います。
出典:http://ameblo.jp/k-pitako/entry-11437647449.html
2016年は800メートルメドレーリレーで銅メダルを獲得。この年の岩手国体で現役を退きました。
恵まれない環境ながらも努力して結果を残した松田選手。私たちは環境のせいにせずに努力することを彼から学ぶべきだと思いました。
今後は指導者として優秀な競泳選手を輩出ほしいです!
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