九州を出ると失礼?!子どもが大きくなった時に使う方言
同じ日本でも方言だと言葉が通じないことはよくあります。
通じないだけならまだしも、中には誤解を与えてしまう方言もあります。
今回は、九州(特に福岡県・佐賀県・熊本県)では褒め言葉ですが、九州を出ると失礼と捉えられる方言を1つ紹介しようと思います。
こんな時、何と言いますか?
皆さんは、このような状況で何といいますか?
1年ぶりに10歳の親戚の子どもに会ったら見違えるほど大きくなっていた。
標準語であれば、「大きくなったね」や「身長伸びたね」等と言いますよね。
しかし!
九州ではこう言うのです。
「ふとなったね!」
・・・((((;゚Д゚))))
太ったなんて失敬な!確かに1年で10kgくらい増えたけれども……..
いえいえ、別にバカにして言っているわけではありません。
九州の人は「ふとなったね(=しばらく見ない間に大きくなったね)」と言っているのです。
おそらく初めて聞くとびっくりしますよね。笑
ですが紛れもなく褒め言葉なので「ありがとうございます」と伝えましょう。
ちなみに背が高い人のことも「あんひとはふとさー (あの人は背が高い!)」と言います。
もちろん悪意なんてありません。笑
こういう方言なのですから。
さて、ここで気になった方もいるでしょう。
標準語で言う「太ったね」はどう言うのか?
この場合「肥えたね(こえたね)」と言います。
これはこれで失礼ですよね笑
そして太っているは「こえとる」と言うので、
「あんひとこえとんねー(あの人は太ってるね)」と言います。
イメージで言うと身長的に成長すると「ふとなる」、横に成長すると「肥える」と言います。
しかし、ここでトラップがあります。太い場合も「ふとい」と言う場合があるのです。
どういうことかというと、生き物の場合
大きい→ふとか
太っている→こえとる
と言います。
ですが、生き物だろうと、なんだろうと大きいものは「ふとか」と言います。
例えば巨大トラックも「あのトラックふとさー」と言います。
なぜこのような方言になったのか?少し調べてみましたがわかりませんでした汗
今回の九州で言う「太い」、「大きい」のように誤解を招きかねない方言はおそらく九州外にもあることでしょう。
「太い」、「大きい」は九州の人からすると慣れっこですが、そうでなければおそらくややこしいことだと思います。
ということで、もし「ふとなったね」と言っている人を見たら、「あなた九州出身ですか?」と聞いてみてください。話が盛り上がるはずです!
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