高校初快挙を達成した吹奏楽の名門精華女子高校吹奏楽部
九州では非常に吹奏楽が盛んです。
そして九州でトップに君臨すると行っても過言ではないのが精華女子高等学校。
全日本吹奏楽コンクールでは、1994年から2016年までで20回の出場、うち11回金賞
全日本マーチングコンテストには18回出場し全て金賞
第29回全日本マーチングコンテストでの演奏
1999年,2006年にはマーチングショーバンド世界大会でワールドチャンピオン賞を受賞
他にもアンサンブルコンテストなど多くの大会で賞を総なめにしており、日本の吹奏楽関係者で精華を知らない人などいないくらいの超名門校です。
依頼演奏には引っ張りだこ、定期演奏会は福岡サンパレスで昼夜2回公演を2日間行い満員御礼という人気っぷり。
また、2014年には『熱血!ブラバン少女 [ 精華女子高等学校吹奏楽部 ]』を発売し、クラシック部門販売枚数トップという高校史上初の偉業を成し遂げました。
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価格:2,184円 |
精華女子高校吹奏楽部をここまでに育て上げた人物は何と言っても藤重佳久氏。
1979年より当時5名だった精華女子高校吹奏楽部で顧問を務め、名門校へと育て上げました。
『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』でも取り上げられたことがあります。
なお、現在藤重先生は精華女子高校を退職し、長崎県の活水高校で吹奏楽部を指導し、2015年には就任1年目で全日本吹奏楽コンクール出場という快挙を成し遂げられました。
栄光ばかりに見える精華女子高校吹奏楽部。しかし実は吹奏楽コンクールの規則を見直すキッカケにもなる大事件を起こしてしまいます。
事件が起こったのは2002年の第18回福岡県吹奏楽コンクール
全国大会の常連となりつつあり、九州大会に出場することも当たり前となっていた当時の精華女子高校は、福岡県大会で銀賞となり、九州大会出場を逃してしまいました。
当時、吹奏楽コンクールではエレキベースの使用が可能でした。この年精華女子高校はエレキベースを曲中で使用したのですが、県大会ではあろうことかベースの音が聞こえないという事故が起こったのです。(電源が入っていなかったのか、アンプがつながっていなかったかは不明)
音が出るべき楽器から音が出ていないというのはいかなる理由であれ大きな原点となってしまいます。
これが結果として県大会銀賞という結果になりました。
これが直接的な原因化は不明ですが、2007年度より、エレキベースの使用を全日本吹奏楽連盟は禁止にしました。
精華女子は規則面でも日本に大きな影響を与えたということですね。
ちなみにこれ以降精華女子高校が九州大会出場を逃したことはありません。
藤重先生が退任された今も日本トップを走り続ける精華女子高校吹奏楽部に今後も目が離せません!
なお、2017年3月には博多座で舞台化されます!
http://www.hakataza.co.jp/lineup/h29-3/
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