福岡が産んだ天才棋士 加藤一二三九段
天才プロ将棋棋士藤井聡太四段が歴代最年少で誕生し、注目度が上がっている将棋。
藤井聡太四段が最年少記録を樹立するまでの記録保持者は今やテレビでおなじみの加藤一二三九段でした。
加藤一二三九段も神武以來の天才(じんむこのかたのてんさい)と言われていました。
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加藤九段は嘉穂郡稲築村(現嘉麻市)、1940年1月1日に生まれました。
1月1日生まれとはありがたそうな誕生日ですよね。
1954年に当時の最年少プロ棋士として、中学生棋士となりました。
当時中学生でしたが、対極がある場合、授業に出ることができません。そんな時、当時のクラスメートの女性が加藤九段の分までノートを取ってくれていたらしいです。
そしてその方は今の奥様で、おしどり夫婦として知られています。
なんともロマンチックな話ですよね。
1957年1月24日、高松宮賞争奪選手権戦にて、17歳0ヶ月という、新人戦を除くと歴代最年少で優勝しました。
18歳でA級八段なり、「神武以来の天才」呼ばれるようになり、注目を集めました。
1973年に33歳で九段昇格し、2017年6月20日に現役を引退しました。
引退と入れ替わるように彗星の如く現れた藤井四段。縁を感じますね。
加藤九段は総合で2505対局、1324勝1180敗という記録を残し、対局数・負け数は歴代1位、勝数は歴代3位という結果です。
ほぼ一日がかりの対局を2505回もやったと考えると、相当ですよね。
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タイトルとしても
1982年に名人
1968年,80年,81年に十段(今はありません)
1984年に王位
1976年,77年に棋王
1978年に王将
を獲得されています。
獲得合計8期は歴代9位タイという結果。
他にも、
77歳5ヶ月での現役は歴代最年長。
77歳0ヶ月での勝利は歴代最高齢勝利。
引退試合となった対極は77歳5ヶ月で歴代最年長対局。
62年10ヶ月という歴代最長現役勤続年数記録。
最年少A級。
最年少名人挑戦
など、多くの記録を残しています。
今となっては、羽生善治氏や渡辺明氏など、各世代に有名な棋士がいますが、加藤九段も天才と言われるに遜色なき棋士だったと思います。
今後はテレビ出演などで忙しいと思いますが、地元の福岡県でも何かしらの活動をしてほしいですね!
体には気をつけて頑張っていただきたいです!
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